『ヘラクレイトス』 (ハイデッガー全集55)
2005年 08月 23日
『ヘラクレイトス』 ハイデッガー全集55(創文社)からの触発より
小学生5年生のとき(昭和35年)、はじめて『パスカル(パンセ)』 (世界の大思想:河出書房)と出会って以来、フロイト全集(日本教文社)、ニーチェ、ソシュール、フッサール、ハイデッガー…といった一連の思想家と対話してきましたが、本格的にハイデッガーの著作に取組んだのは2000年から2005年(今年)の3月ごろまでです。有名な『存在と時間』についてはあまり深く読むことはしませんでした。(基本的にキルケゴールの思想のかなりの部分がそのまま踏襲されているだけだから…という印象を持っていましたから) 逆に、1980年から2000年まではキルケゴール、ニーチェ、フッサール、フーコー、サルトル、フロイト、ユング、ビンスワンガー、ミンコフスキー、ドストエフスキー、カフカ、あるいは田川建三(ほぼ全著作を読む)、八木誠一、滝沢克巳、あるいは丸山圭三郎(ほぼ全著作を読む)といった一連の著者の作品との対話が中心でありました。
そして、丸5年の歳月、述べ10000回ぐらいに渉る読書の反復により、『ヘラクレイトス』という書物が自分にとってどのような書物なのであるのか…ということが少しだけわかってきたような
そんな気がしましたので、ここにそれを展開させて頂いている訳です。
by msaicc
| 2005-08-23 19:44
| 哲学