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思想および世相に関する諸々のコメント


by msaicc
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『ゲーデル・エッシャ・バッハ』

平成元年1月7日、2度目の強烈なうつ病に襲われましたが、なんとか自殺からは逃れることができました。その後、まる2年程の闘病生活の後、ケミカル工場(現在は福島県相馬市に移転)でアルバイトをするようになって、徐々にうつ病から開放されました。その頃、ソシュールの思想に関する一連の丸山圭三郎の著作、および言語学、記号学、認識論、それに、AIに関する一連の著作と出会うようになり、平成3年に『G・E・B』という著作に出会うこととなりました。

哲学、心理学、精神医学、聖書神学(田川建三、八木誠一、滝沢克巳等の)、キリスト教の思想(キルケゴール、ニーチェ等)、言語学・記号学(ソシュール)、ソフトウエア工学、AI、認知科学といった一連の学問を並行して展開しているとき、『G・E・B』という非学問的な著作に出会うことにより、一方で哲学および思想的思索に討ち込んでいるとき、もう一方では、AI、分子生物学、自己言及、パラドクス、チューリング・マシン、無限回帰、超限帰納法…といったいわゆる人工知能関係の諸々の課題について考察するという、個人の中での学際的”混合”という現象が発生しました。

さらに、上記の学際的混合に加え、フッサール、ハイデッガー、ソシュール、位相数学といった一連の学問との融合が展開しはじめました。

つまり、『G・E・B』というダグラス・ホフスタッター氏の著作は自分にとって、トリガー、契機、切っ掛け…といったいわゆる起爆剤として働きかけてきたのです。
by msaicc | 2005-08-25 22:44 | 人工知能